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会社のPCだけではなく、個人のPCであっても、スペックが十分ではない・Windows10では動作しないアプリケーションがある等様々な理由で、現時点でWindows10へのアップグレードを控えている方はたくさんいらっしゃると思います。中にはアップグレードを実施したら壊れたなどの報告も事実としてあります。そこで、特定のアップデートパッチをインストールせずに色々対処したのに、あのアップグレードを促すメッセージが出るだけでなく、以下のように強制アップグレードがパワーアップし、まるでウイルスそのもののような挙動にまで発展しています。twitter検索結果も、阿鼻叫喚のツイートだらけです。

  1. ついに右上の閉じるボタンが消える
  2. 恐れていたアップグレードカウントダウンが始まる(止められない)
  3. 自動更新を切っていたのに、朝になったらWindows10になっていた

人には都合があり、またWiMAXやテザリングなどではあの馬鹿みたいに大きいファイルサイズのWindows10などダウンロードしたら一発で月のパケット上限超えてしまい、金銭的な損害も発生する事でしょう。今回、改めてここでこれらについてまとめ、対処法を記述したいと思います。

※まだWindows10にされていない人は、今のうちにイメージバックアップを取っておきましょう。イザという時に役に立ちます。オススメは定番のAcronis True Imageです。定番ですね。

※今更ですが、MS公式動画として、Windows 10 アップグレードが開始された後のキャンセル方法の動画が公開されました。

ウェブのニュースで、MS公式のアップデート抑止ツールが出たという話がありますが、このツールは今夜アップデートやカウントダウン状態を解除するだけで、予約のキャンセルを行うものではないので注意。実質的なアップデート抑止にはなりません。

新しい情報によると、このアップデート促すダイアログの☓ボタンをクリックすると、なぜかアップデートが始まるという仕様に変更された模様なので、注意。しかも、この✕ボタンを押すと強制アップデート実行という仕様、MS自身が規定してるUIポリシーに違反してるというオマケ付きです。UIポリシーはこちらにあります。ま、普通は✕ボタン押したら、「承認」なんてふざけた仕様にはならないわけですが。

Acronis True Image 2016

目次

コンテンツ

2016年7月時点最新情報

Windows10への無償アップデートは延期なしで今月7月29日までです。そして今更な話なのですが、Windows10への強制アップデートの件について進展があったのでまとめてみました。

海外で訴訟を起こされて敗訴する

案の定というか、当たり前の事なのですが、米国で強制アップデートによって業務に支障をきたしたという事で訴訟が起こされ、1万ドルの支払いを命じる判決が出されました。本件に関して、上訴したのち取り下げたようですが、広報の人間は今起きてる事態がどのようなものなのか理解出来ていないようですね。このように、実際に裁判を起こし勝ちを得るケースが出た事で、他国や日本でも十分、裁判を起こし、MSに対して賠償金を要求する事が可能であることを証明したと言えるでしょう。

このようなケースは過去に例がないのですが、個人からこのようなケースで訴えを起こされてる時点で、Terry Myersonという担当者はそろそろ、Microsoftから放逐すべきなのではないですかね。10億台などという目標を掲げて、遠く及ばない現状、故にこのような強制的な行動に出たと見るのが普通の人の考えでしょう。

アップデート辞退がダイアログに追加された

以前から指摘していましたが、このダイアログ、Microsoft自身がこれまでも開発者に向けて出しているGUIの設計に関するガイドラインに違反してるダイアログです。故に今回のような世界規模のトラブルを招いてるわけですが、最終月に至って要約「無償アップグレードを辞退する」というリンクが追加されました。このリンクをクリックすることにより、アップグレード予約に関しては、せずに済むことになります。

さらに、馬鹿げた話ですが、閉じるボタンをクリックしたら「予約することになる」などという馬鹿げた仕様も撤回されたようです。姑息というかなんというか。

しかし、実はここにまだ問題があります。それは、この画面はあくまでも「予約を辞退する」為のものであり、既に過去に予約されてしまっている場合、このリンクをクリックしても、予約の解除になるわけじゃないので、期日が来るとタスクスケジューラに登録されたタスクが実行され、Windows10にアップデートされてしまいます。よって、予約の取り消しは別途行わければならないという馬鹿げた仕様です。

参考:【新画面対応】Windows 10にアップグレードしない方法

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図:辞退するというリンクが追加されてはいるが・・・

消費者庁が強制アップデート対策についてマニュアルを出した

非常に馬鹿馬鹿しいことであり、なおかつ由々しき事態なのですが、消費者庁が本件に関して、わざわざ回避するためのマニュアルを作成しリリースする事態になっています。このようなことは過去に例がありません。国会でも取り上げられましたが具体的なMSに対する指導などはされていません。

消費者庁作成のマニュアル・ダウンロード

フルスクリーンでアップデートを促すようになる

7月に入ってから、一部のPCにて下記のようなフルスクリーンサイズのアップデート催促通知が出るようになったようです。この画面は、KB3173040というパッチをインストールしていると出てくるようになるようです。よって、このパッチはインストールせず、またアンインストールするようにしましょう。邪魔以外の何者でもありません。ちなみに、このパッチは、そのままではアップデートリストに出てくる事はないようで、以下の条件の時にアップデートリストに出てきて、インストールされるようです。

  1. KB3035583という悪名高いGWXパッチをアンインストールしている。(つまりターゲットは、強制アップデート対策者)
  2. 更新プログラムを更新すると出てくるようになる。

このウィンドウ非常に邪魔で、「今後この通知を表示しない」をクリックする必要があります。アップデート拒否の対策をしている人間に対して、このようなパッチを配信するという手の込んだ仕様ですね。

3176529

図:フルスクリーンでアップグレードを促す邪魔な表示

恐ろしい強制アップデートの症状

これまでは、あのアップグレードを促すウィンドウは閉じる事が出来ました。しかし、今回より閉じることが出来なくなるだけでなく、選択肢はアップグレードしかなく、またPCによってはアップグレードのカウントダウンまで始まるという、もはやウイルスとしかいいようがないほどの強硬なアップグレードを行わせようとする仕様になっています。以前よりいくつかのPCで確認されていた事ではあるのですが、これまであったアップデートパッチをアンインストール&非表示だけでは足りなくなったようです。

非表示にしたパッチが何度でも蘇る

既に確認してる事ですが、自動更新をオフにしてこれまで問題視されていたアップデートパッチをアンインストール&非表示にしても、これらのパッチが非表示から勝手に非表示解除されて、アップデートリストに蘇ってきます。自動更新が勝手にオンになるという最終手段はまだ行われていないようですが、対処していたはずなのに、勝手にアップデートが始まるという悲劇が起きているようで、これまでの対処法では足りなくなっているようです。

強制終了しても何度でも蘇る

閉じるボタンが消えてもタスクマネージャから強制的に対象のプロセスを殺せばいいじゃないか?そう思う人も多いでしょう。しかし、今回パワーアップしたWindows10強制アップデート窓は更に酷く、タスクマネージャからのタスクキルをしても瞬時に復活します。よって、タスクマネージャからこれらの窓をオフにする事が出来なくなっています。

進化した強制アップデートウィンドウ

お使いのマシンでデフォルトの自動更新のままにしておくと、以下の様な窓にアップデートし、強制的にWindows10に移行を促されます。PCによっては(特にWindows7機)アップデートに失敗した挙句に元に戻せなくなる(クリーンインストールが必要になったり)ケースもあります。

V2nF0Xv

図:右上の閉じるボタン遂に消える

dY7dSfB

図:カウントダウンが始まるケース

対処方法

この事態になってしまったら、このままではどうにもなりません。よって、防御法と同じくアンインストールすべきパッチをアンインストールし、自動更新をやめ、ツールを使って防御をする事です。決してアップデートのボタンを押しては行けません。対処をして再起動をすればこのウィンドウは消えます。予約もキャンセルしておきましょう。

パッチのアンインストールと非表示

アンインストールすべきパッチまとめ

あらたにこれまでアンインストール&非表示を推奨していたパッチに新しく追加されています。✔が付いてるのがアンインストールすべきものです。今回新たに追加されてるパッチは普通のセキュリティパッチのように見えて実は他のパッチが混ぜてあり、IEの新規タブを追加するとWindows10アップグレードを進める表示が出るという悪質なものになっています。よって、IEの使用は辞めるべきでしょう。

star02マークのものは、アンインストール推奨です。

アップデートパッチ名 Windows7 Windows8/8.1
KB3035583 star02
KB3123862 star02
KB2952664 star02
KB3021917 star02
KB3112343 star02
KB2976978 star02
KB3112336 star02
KB971033
KB2902907
KB2922324
KB2977759
KB2990214
KB2999226 
KB3012973
KB3014460
KB3015249
KB3022345
KB3044374
KB3046480
KB3050265
KB3050267
KB3065987
KB3065988
KB3068708
KB3075249
KB3075851
KB3075853
KB3080149
KB3083324
KB3083325
KB3083710
KB3083711
KB3139929 new01-1  ✔
KB3146449 new01-1  ✔

パッチをアンインストールする

Windows Updateで配信されてくる様々なアップデートパッチは基本的には適用すべきものです。OSのセキュリティホールを封じたり、バグを修正する為に配信されてるものなので、基本的には当てるようにしましょう。しかし、上記にリストアップしたいくつかのパッチは、Windows10へのアップグレードを誘導するという本来のパッチの役目とは意図が全く異なるものであり、これらのパッチはアンインストールしておいたほうが、用途・目的によってはトラブルを避ける上で重要な行動です。以下に既に適用してしまったパッチのアンインストール方法を記述します。

  1. スタートメニューより、コントロールパネルを開き、Windows Updateを開きます。
  2. 左下のインストールされた更新プログラムをクリックします。
  3. 右上の検索窓にKBと入力し、続けてパッチの番号を入力すると絞込が簡単にできます。
  4. 対象のパッチを右クリック⇒アンインストール
  5. あとは指示に従い、アンインストールを完了させる

以上です。これを対象のパッチの数だけ行います。

uninstallpatch

図:パッチのアンインストール画面

パッチを非表示にする

せっかく問題のパッチをアンインストールしておいても、そのままにしておいたら、アップデートするリストに居座ることになります。となると、また何かの拍子でインストールされてしまい、Windows10へ強制アップデートされかねません。よって、アンインストールもしくはまだインストールしていないパッチに於いて、上記のリストにあるパッチについては、非表示にしてしまいましょう。以下に、対象のパッチを非表示にする方法を記述します。

  1. スタートメニューよりコントロールパネルを開き、Windows Updateを開く
  2. 更新プログラムのダウンロードとインストールに於いて、「○個の重要な更新プログラムが利用可能です」もしくは「○個のオプションの更新プログラムが利用可能です」をクリックする
  3. 出てきたリストを名前順にソートして、KBの番号で1つずつ探す。
  4. 探しだしたパッチを右クリック⇒更新プログラムの非表示を実行

以上です。ただし推奨パッチに昇格したり、勝手に非表示から表示に蘇るケースがあるので注意は必要です。

hiddenpatch

図:更新パッチを非表示にしてる様子

面倒臭い人向け

システム管理者や個人でこれらの作業が面倒臭いという人向けにバッチファイルを書きました。このバッチファイルは以下の作業を自動で行います。

  1. GWX関連のタスクをKillします
  2. アンインストールすべきパッチ類をコマンドラインからアンインストールします
  3. レジストリにDisableGwxとDisableOSUpgradeの設定を書き込みます
  4. Windows Updateの自動更新を更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更します
  5. 「推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外します

実行するには、untiwin10.batを右クリック⇒管理者として実行するだけです。ファイルは以下のzipファイルをダウンロードし解凍すると入っています。

filedownloadDownload:アンチウィンドウズ10

中身のコードは以下のような感じです。非常に単純なものです。対象パッチの非表示はコマンドラインではなくWSHを使わないと出来ないのと、勝手に非表示が解除される現象があることから、今回はその部分は入れていません。関連リンクにその部分を作ってるサイトがありますので、それらを追加するとベストでしょう。

untiwin10

図:色々自動で全部やるバッチファイル

強制アップデートを防ぐ手順

まず、防ぐ手段を施す前に自動更新はオフにしておきましょう。裏でWindows10なんてダウンロードされてると、WiMAX2+などは月に7GB、直近3日間で3GBを超える通信を行ってしまうと、通信速度制限を受けてしまいます。スマートフォンなどのテザリングやMVNOなどの場合、規制はもっと厳しいです。よってこれらの手段で自宅PCで通信を行ってる人達は、通信速度が大幅に制限を受けてYoutubeもまともに見られないなど物理的な支障が出てきます。

でも、こんなの1個ずつやっつけるのって大変ですよね・・・という事で便利なツールが出ています。それが、Aegisvoatというツールです。このツールはGithubにて公開されてるもので、機能としては以下のようなものがあります。

  1. Windows10関連ファイルダウンロード用のフォルダを非表示にし使えなくします。
  2. 今回の極悪の主役であるGWXやOneDrive, テレメトリ、WiFi Senseを使用できなくします。
  3. 31個の問題視されてるアップデータをアンインストールします。
  4. 31個のアップデータのタスクスケジュールを削除します。
  5. DiagtrackというMSのモニタサービスをアンインストールします。
  6. いくつかの関連レジストリを削除します。
  7. 188個のMicrosoftのホストおよび221個のIPをブロックします。
  8. Windows Updateの設定を手動更新/通知にします。

使い方ですが、コマンドラインツールになっているので、ダウンロードして解凍し、中に入ってるaegis.cmdを右クリック⇒管理者として実行し指示に従います。玄人向けのツールですので、よくわからない人は、上記のアンインストールすべきパッチをすべてアンインストールし、これまでも紹介したGWX Control PanelWindows 10へのアップグレード抑止設定ツールを使うのも有効です。合わせて実行しておきましょう。

レジストリでアップデート不可にする

以前も紹介したものですが、以下の手順でレジストリに加えておくと、アップデート不可にする事が可能です。

なぜか、そのままコピペできちんとうまく設定ができる人とそうでない人がいるので、できなかった場合には、直接テキストエディタ等で記述してからコピペするか?上記のアンチウィンドウズ10のバッチファイルを実行してください。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
  2. 以下のコマンドを入力して実行する

正規のアップデート抑止手順

MicrosoftのTechnetサイトで紹介されています。gpeditを使うのでHomeでは出来ません。Pro以上で実行できます。このアップデート抑止をやっていない人は結構いるみたいですね。

  1. Windows7 SP1の場合、この更新パッチをダウンロードしてインストールする
  2. Windows8.1の場合、この更新パッチをダウンロードしてインストールする
  3. グループポリシーエディタを起動する。ファイル名を指定して実行より、gpedit.mscで起動出来ます。
  4. [コンピュータの構成] => [管理用テンプレート] => [Windowsコンポーネント] => [Windows Update]を開きます。
  5. [Turn off the upgrade to the latest version of Windows through Windows Update]を開き、【有効】にします。

これで、OK。マシン毎にこの作業を行う必要性があります。

※この更新パッチのスタンドアロンインストーラは結構時間が掛かります。放っておけばOKです。そのうち、「インストールしますか?」と聞いてくるので、「はい」を選択すればOKです。5分くらい待ちました。

gpedit

図:グループポリシーエディタの編集画面

通知をオフにする

推奨される更新プログラムの通知をオフにしましょう。コレは重要な更新プログラムと共に表示させるものであると同時に、Windows10に今すぐアップグレードのボタンのみになるという現象を防ぐ事が可能になります。以下の手順で行います。

  1. コントロールパネルを開き、Windows Updateを開きます。
  2. 左側にある「設定の変更」をクリック
  3. 「推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外す
  4. できれば、重要な更新プログラムの項目も「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更しておくべきでしょう。

クリップボード01

図:チェックを外すだけです。

予約をキャンセルする方法

既に予約してしまった場合、キャンセルする方法があります。アップデート画面を出し、左上の「」のマークをクリックすると、作業開始出来ます。

  1. タスクトレイにある田マークをクリックして、アップデート画面を出す
  2. 左上にある「」のマークをクリックする
  3. 左側のペイン下の方にある【確認の表示】をクリックする
  4. 予約の取消のリンクをクリックする

これでOK。カウントダウンが始まって勝手にアップデートは、どうやら以前に予約した人がなっているようで、其の結果自動的にスケジューリングされた予定が実行されて、勝手にアップデートされてるようなので、ここでキッチリ予約をキャンセルしておきましょう。

※アップデート予約した人は、タスクスケジューラにそれが登録されてしまい、結果、時限式に発動し強制アップデートが実行される仕組みになってるようです。タスクスケジューラは、コントロールパネル⇒管理ツール⇒タスクスケジューラがそれです。ここにWindows10のアップデート予約実行が登録されてるはずです。

アップデートが実行されてしまった場合

予約のキャンセルや、対象パッチのアンインストールなどの対処をしていた人は、アップデートが実行されずに済みます。しかし、すでに知らずに予約がなされており、アップデートが実行されてしまうと、それそのものはもう止める事が出来ません。しかし、そのままでは、「Windows10が起動しない」「元の環境に戻したら色々消えた」という事が起きる可能性があります。しかし、ここで例えば、システムの復元や修復を実行すると実はWindows7/8の環境が消去されたり破壊されたり、より一層致命的な事態になり、最悪OSの再インストールとなります。(Windows10にようこその青い画面はまだ一歩手前の状態です。

しかし、最後の最後で元に戻すチャンスがあります。あまりにも問い合わせが多かったので、その部分を記載します。このパートは、Windows10が起動する1歩手前の方向けです。手順自体は簡単です。31日以内に復元しなかった場合、元の環境は消滅します。まずは、勝手にアップデートが完了するのを待ちましょう。完了したといっても、Windows10が起動するわけではありません。その前に戻す機会があります。「Windows10へようこそ」の画面が出ますので、次へ進みます。

※ウェブを探索してると、アップデートが始まり強制的に電源を落としただとか、コンセントから引き抜いたといった事を投稿してる方を見受けられますが、かなり高確率で現在のシステムを破壊します。また、破壊に至らずとも、何も解決したことになりませんので、無謀な電源シャットダウンなどは行わないでください。最悪、物理的にHDDを破損する可能性があります。

win10_1

図:この画面になったら作業開始です

「これは法的文書です」が表示されたら・・・

偉そうな文言ですが、所謂ライセンス承認画面です。ここは重要です。ここでの作業は簡単です。「拒否」をクリックします。更にしつこく「元のOSに戻すのに時間がかかりますが本当に拒否しますか」と聞いてきますが、拒否をクリックしてください。

これで、Windows7/8への復元作業が開始されます。また、復元が完了してそれでオシマイではありません。このページにある「アップグレード阻止」の作業をしておきましょう。面倒くさい人向けのバッチファイルが上のほうにありますので、ダウンロードして実行してください。同じ悲劇を繰り返す事になります。

win10_2

図:承認してはいけません

win10_3

図:Windows7/8へ復元中

「すぐに使い始めることができます」が表示されたら・・・

法的文書ではなく、すぐに使い始めることができますが表示されたら、以下の手順で進めます。通常は法的文書が出てきてそのまま拒否をすれば良いのですが、そうではないケースがあるようなので。

  1. 左下にある「設定のカスタマイズ」をクリックします。
  2. 次の画面では、個人設定のカスタマイズが出てきます。すべての項目を「オフ」にします。デフォルトでオンになっています。次へ進む。
  3. 次の画面では、ブラウザーと保護のカスタマイズが出てきます。すべての項目を「オフ」にします。デフォルトでオンになっています。次へ進む。
  4. Windows10用の新しいアプリの画面が出てきます。左下にある「規定のアプリ」をクリックします。
  5. 規定のアプリ画面が出てきますので、すべてのチェック項目を外します。デフォルトでオンになっています。次へ進む。
  6. Windows10へ一旦アップグレードされます。
  7. 通常通りこれまでのアカウントでログインします。
  8. こちらのページを参考に元のOSをへ速攻で復元させます。31日以内に復元しなかった場合、元の環境は消滅します。

また、復元が完了してそれでオシマイではありません。このページにある「アップグレード阻止」の作業をしておきましょう。面倒くさい人向けのバッチファイルが上のほうにありますので、ダウンロードして実行してください。同じ悲劇を繰り返す事になります。

win10_4

図:設定のカスタマイズへ入りましょう

personal

図:個人用設定は全部オフ

win10_5

図:ブラウザーと保護は全部オフ

kitei

図:規定のアプリは全部チェックを外す

newapp

図:新しいアプリでは規定のアプリをクリック

完全にWindows10になってしまった人は

一応、31日以内であれば、戻せるようになっていますという謳い文句になっています。よって、以下の手順を実行すれば復元が実行はされます。しかし、必ずしもイメージバックアップの復元のように元通りになるとは限りません。ファイルが一部消えたり、日本語入力の言語バーがでなくなったり、メールアカウントがおかしくなったり、色々と症状が出ていますので、覚悟の上で復元を実行してください。

  1. Windows10のタスクバーの検索窓より、設定と入力し、出てきた設定アプリを実行する
  2. 更新とセキュリティをクリックし、回復をクリックする。
  3. Windows7 / 8.1に戻すという項目の開始するボタンをクリックして続行する
  4. ちなみにここで、以前のバージョンに戻す理由を聞かれますが無視して結構です。
  5. そして、以前のOSへの復元が開始される。
  6. 復元が完了したら、オカシナ点はないか?自分で総点検する
  7. アップデート阻止の為の処置を施す。
  8. そしたら、次項にあるイメージバックアップを取る作業を行う。

c80QBH5

図:以前のOSに戻す項目は31日間しか出ません。

対策したはずなのにアップデートされた

企業などで、情報システムがPCに対策を遅ればせながら施したにも関わらず、アップデートが実行されたというケースがあるみたいです。対策をする前にアップデート予約を入れてしまっていて、その後対策を施した場合に該当するのですが、アップデートを促すダイアログを非表示にしても、予約されたタスクはタスクスケジューラに残っています。よって、これらを削除してしまいましょう。以下の手順で問題のタスクを削除出来ます。

※今回、仮想環境でわざと対策をすべてはずし、問題のパッチを入れて実験してみました。

  1. ファイル名を指定して実行で、taskschd.mscを入力して実行
  2. タスクスケジューラが開くので、左のパネルのタスクスケジューラライブラリを開く
  3. Microsoft -> Windows -> Setupと開くと、中に2つ「gwx」と「GWXTriggers」の2つがあります。
  4. それぞれ中には更に細かくタスクが存在します。この2つのフォルダを右クリックして削除してしまいます。
  5. もし削除できないフォルダがあったら、C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\Setupの場所に同じものがあるので、エクスプローラから直接削除します。
  6. これらの作業は全て対策後に行ってください。

taskschd

図:タスクスケジューラに登録されたgwx関連タスク

taskgwx

図:問題のタスクが2つ登録されてました。

また、GWX関連のexeも残ってるケースがあるので、これらも始末してしまいましょう。

  • 32bitの場合、C:\Windows\System32\GWXにgwx.exeがあります。フォルダまるごと直接削除してしまいましょう。
  • 64bitの場合、C:\Windows\SysWOW64\GWXにgwx.exeがあります。フォルダまるごと直接削除してしまいましょう。

gwxexe

図:全ての元凶gwx.exeがありました。

ちなみに、仮想環境ではgwxのウィンドウには、互換性がないという事でアップデートが出来ないみたいなメッセージが出るのですが、「新しいPCをチェック」をクリックして進めると、このURLに飛ばされて、今直ぐダウンロードのボタンが出ます。それをクリックするとWindows10Upgrade9194.exeというファイルがダウンロードされ、以下のようなウィンドウが出ます。仮想環境と言えどVMwareではWindows10をサポートしてるので、アップデートされてしまいますので、注意。

upgrader

図:初めからこの画面ならトラブルにならなかったんじゃないの?

以前のOSに復元したら日本語入力できなくなった

かなり多数、しかもWindows7へ復元した人の多くに「復元したら日本語入力ができなくなった」という報告が上がっています。これは、Windows8以降のMS-IMEがVersion2012に対して、Windows7はVersion2010であるが故に起きる現象のようです。その為、タスクバー付近にある「言語バー」が表示されなくなるだけでなく、日本語入力着替えが出来なくなるという現象に遭遇し唖然とするわけです。

この問題点の解決法は難しくはないですが結構手間が掛かります。以下の手順で行います。

  1. スタートメニューを開き、プログラムとファイルの検索という検索窓にctfmonと入力して検索する
  2. 出てきたctfmon.exeを右クリックで掴んで、デスクトップにショートカットを作る
  3. スタートメニューを開き、ファイル名を指定して実行を開く
  4. C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUpを入力して開く
  5. その中に2.のショートカットを入れる
  6. スタートメニューのスタートアップに登録されている事を確認して、実行してみる
  7. 言語バーが出てくるようになる
  8. 半角/全角キーを押して、日本語入力切替が出来るかどうかをチェックする

これだけで大抵のケースではMSIME2010が起動できるようになり、日本語入力が出来るようになるはずです。それでもダメな場合には、

といった選択肢もあります。また、言語バーは無事に治せたけれど、日本語入力は依然として出来ないというケースはやっかいです。その場合のチェック事項は

  • 言語バーにENの文字があったら、クリックしてJPを選択する
  • コントロールパネルの地域と言語を開き、キーボードと言語タブをクリックし、キーボードの変更を押す。全般の画面で、規定の言語を「日本語 – MS-IME2010」にして、OKをクリック。
  • 規定の言語でMS-IME2010がない場合、同じ全般の画面で「追加」をクリックし、入力言語の追加画面を出す。日本語の中にMS-IME2010があるので、チェックを入れてOKボタンを押す。その後もう一度、既定の言語設定を行う

Windows8/8.1はMS-IME2012なのでこの問題は起こりにくいようですが、トラブルが起きたらテストしてみてください。

screenshot_393

図:ctfmon.exeが消える事が元凶です。

最後に・・・

非常に多くの人が、バックアップを取らずにPCの運用をしている方が多いです。バックアップがあれば、たとえWindows10にされても、バックアップを取っておけば焦ることなく元の環境に戻せます。しかし、バックアップや回復ディスクを作成していないがために、最悪OSのクリーンインストールを行う羽目になり、すっからかんになってから行動をする人が多いのです。ですので、アップデート前また復元直後を問わず、まず現状のWindows7/8の環境をガッチリバックアップを取っておくべきです(もちろんこの場合、事前にWindows10アップグレード阻止の措置をした状態が望ましいです)。

バックアップといっても、データのバックアップではなく、HDDの中身まるごとをイメージバックアップで取っておく事を指します。Windows8の場合には、Windows10と同様のイメージバックアップソフトウェアが標準で搭載されていますので、そちらを使いましょう。Windows8の場合の標準搭載のイメージバックアップソフトウェアを利用する手順は以下の通りです。個人的にはOS標準ではなく、パッケージで売ってる定番バックアップソフトである「Acronis True image 2016」がお勧めです。WindowsXP~Windows10& MacOSXもバックアップできる優れもので、確実に元の環境に戻してくれます。

  1. コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」を開く
  2. 中にある「バックアップと復元」をクリック
  3. 左パネルにある「システムイメージの作成」をクリック
  4. バックアップ先は、内部のディスクではなく、外付けの大容量HDDを用意しましょう。自分の環境の場合、およそ80GBほど必要でした(Cドライブの使用済み容量そのものです)
  5. 次へ進んでバックアップ開始

imagebackup

図:Windows8と10に付属のOS標準イメージバックアップ

これで終わりではありません。バックアップから復元する為のシステム修復ディスクを作りましょう。

  1. 同じバックアップと復元の画面で今度は「システム修復ディスクの作成」をクリック
  2. DVD-Rを用意して、差し込み作成開始

システム修復ディスクの他にUSBメモリを使った回復ディスクの作成でもシステムの復元が出来ますのでこちらの手段をとってもOKです。回復ドライブの作成手順はこちらのページを参照してください。

他の環境に移行したい

さて、ここ1年のWindows10絡みの問題点で世界中ニュースになっていますが、Windows7のサポートは2020年で切れてしまいます。かといって、Windows10に移行するのは勘弁。そういう人も多いでしょう。しかし、これまでのように新しいマシンにWindows7を入れて延命という手段は、CPU側のサポートの問題で難しいです。そうなると、仮想環境しかないわけですが、更新パッチはもう提供されない。そうなると他の環境へ乗り換えたいという人も少なからずいるかと思います。とりわけ、昨今は、ウェブアプリケーションが非常に充実しており、また、AndroidやiOSの台頭もあって、過去の資産にあまり意味がなくなって来てるのも事実です(自宅に仕事持ち帰れない時代ですしね)。

そんな方々への移行先としては、大きく2点あると思います。現在自分は、Windows8.1, Windows10, Mac OS X + Androidを使っていますが、このうちPCとして見た時の移行先としてチョイスしてみました。

Macに乗り換える

OSシェアが10%ないですが、有望な移行先がMacです。Windowsとは操作感が最初は相当違うので、困惑するかとは思いますが、UNIXやWindows, OSXを使ってきた自分からすると、今では一番楽で使いやすいというのが正直な感想です。現在、メインに使っているのは、Macbook Air 2013 11インチですが、いかに特徴を纏めてみました。

  • お値段はちょっと高い。最新のMBA 11インチのローエンドモデルで126,800円します。円安が堪えますね。
  • ノートではなく据え置き品ですが、弁当箱サイズのMac Miniであれば、58,800円で購入できます。キーボードとマウス、モニタは別に用意が必要です。
  • 故障品を修理した整備済み製品であれば安く手に入ります。サポートは通常の製品と同じ。
  • 自分の一番のお気に入りは、Magic Trackpad。iOSデバイスのマルチタッチがそのままMacで使える感覚です。これが凄く癖になります。
  • Mission Controlという仮想デスクトップが洗練されていて、LinuxやWindows10の仮想デスクトップとは異なります。これも凄く便利。
  • これまで、MBAは3台、Mac Miniは3台購入し使ってきましたが、故障率は言われるほど高くありません。サポートはiPhoneと同じく、ジーニアスバーにて行います。認定修理屋さんでもOKです。
  • MBAやMac Miniでは、ハイパワーを要求するような作業には向きませんが、ライトな使い方をPCで行っている人には必要十分以上の軽快さがあります。
  • 一番問題視されるアプリケーションの豊富さですが、PPCや68K時代とは異なり、今ではクロスプラットフォームでアプリケーションが提供されるようになってるので、正直な所、ヘビーユーザでなければ困ることはありません。
  • アプリケーションのインストールは、掴んでポイがほとんどなので、楽ちんです。一部インストーラタイプのもあります。また、Mac App StoreからiOSのアプリの追加のようにインストールも可能です。
  • ウェブアプリケーションも普通に動きます。ChromeでGoogle Appsを利用してるので、オフィス関係も移行してしまいました。本当に足りないものだけ、LibreOfficeを使うイメージです。
  • 自分のマシンは、OS X 10.9なのですが、現在はサポート対象として10.11のEl Capitanもインストール可能です。iOSがつい最近までiPhone4Sにインストール可能でしたが、あの感じです。

Chromebookに乗り換える

Chromebookはだいぶ前にGoogleが提供しはじめた、LinuxベースのChrome OSを基盤とした軽量ノートPCです。しかし、通常のPCとは異なり、オフラインで使うのではなくオンラインで使う事が前提で、そのため、スペックは抑えられており、Google Chromeを主軸としてウェブアプリケーションを活用する為の端末です。ローカルにはデータ類は保管せずGoogle Driveに保管し、アプリケーションの類はGoogle DocumentやSpreadsheet、他用意されてるウェブアプリケーションを導入して、Chrome上で使うPCです。Windows PCの煩わしさがないので、高齢の人向けですね。自分も実家の親にはこちらを使わせたい(サポートが面倒なので)。

  • 価格が安く抑えられているので、購入しやすい。
  • もうすぐAndroidと統合し、AndroidアプリがChromebookで使えるようになる予定(そうなると外付けHDDのデータも活用出来るようになる – 今でも外付けHDDは使えますよ)
  • Chromeアプリの他、これまで通りChrome用のエクステンションも使えます。ChromecastChromeリモートデスクトップなども使える。
  • ウイルス対策は不要。PCのような極端な自由度がない点は、企業での管理には非常に向いています。自前のウェブアプリケーションを用意できれば尚良し。
  • スペックが抑えられてるので、クライアントサイドスクリプトを多用するようなウェブアプリケーションの場合、Chromebookによってはもたつく。

不穏な噂

次期CPUであるSkylakeではWindows10以前のOSは動かない!?

既に現在販売されてるPCのCPUはSkylakeと呼ばれる最新のCPUなのですが、これらではWindows7や8.1は2017年7月17日にサポートが終了するようです。本来はWindows7は2020年1月、Windows8.1については2023年1月までメインストリームサポートされる事になっているのですが、PCによっては動かないという事が予想されます。例えば企業などや開発者などは、現在動かしてるPCやタブレットが故障した場合、中古品から探してこなければならなくなります。

つまり、サポート期限がまだ未来だからといって、安心できる訳でもなんでもなく、これまでのように最新機種にWindows7や8を入れて延命が出来ないという事になります。仮想マシンを使うしかありませんね、こうなったら。

ここまで来ると、そろそろ一般企業、一般ユーザ含めWindowsの使用を辞めて他のプラットフォーム(iOS, Mac OS X, Android、そしてLinux)などに移行する事を本格的に考えたほうが良いかもしれません。

3月19日発表されたニュースによると、規約変更がなされて、Skylate上のWindows7および8.1について2017年7月17日から2018年7月17日まで延長が決定したようです。また、本来のサポート期間までは緊急のセキュリティアップデートはリリースされることも決定したようです。

Windows7/8のサポートを打ち切り!?

まだ噂の段階なのですが、ここ最近の極めて悪質で強硬で公式ウイルスと言わんばかりのWindows10への強制アップデートについて、「あまりに普及しない為、Windows7や8.1のサポートを早々に打ち切るのでは?」という話が聞こえてきています。これまで期限までのサポートについてMicrosoftがそれを反故にしたようなケースはありませんが、現在、Microsoftがやってるこれら強制アップデートなどまともとは思えない行動が出てきてる点をみる限り、信憑性を帯びつつあるなという私見。

旧OSというものは、開発者がその上で動くアプリケーションをメンテナンスしたりサポートしたり、また、利用者がこれまでお金を掛けて作ってもらった業務用アプリケーションを動かす為、過去の資産を動かすため(例えばゲーム類など。safediscなどは典型例)等様々な目的があるから使ってるわけです。Windows10では互換性は明らかに下がっている為、動かなくなるケースは既に確認されており、おいそれとアップデートするわけには行かないだけでなく、critical structure corruption エラーやwatchdog violationエラー、Windows10対応ドライバがない為動かせないハードウェアが出てくる、不具合が出て使えなくなるなど既にもう、いくつも確認されてるトラブルが一気に噴出します。

今回の一連のMicrosoftの強硬なアップデート移行させる所業はWindows10を普及させるどころか、結果的にWindowsそのものの使用停止且つ他の選択肢への移行を促す事になるでしょう。その選択肢にWindows10やWindows10 Mobileはありません。今、恐ろしい勢いでPCそのものの売上減少と衰退が起きていますので、これがトドメになるかと思います。

Windows10 RS1ではシステム要件が厳しくなるらしい

今年の7月に予定されてるWindows10の大規模アップデートであるRedstone1(Anniversary Update 2016)では、システム要件が厳しくなるというニュースが入ってきています。ここまで強制的なアップデートをゴリ推してるにも関わらず、次のアップデートでシステム要件を上げるというのは何を考えてるのか意味不明な事なのですが、その内容というものは、

  1. メモリの最小要件が2Gバイト以上になる(32bitの場合)
  2. Windows Mobileもメモリ最小要件が1Gバイト以上になる。
  3. UEFI Secure Bootが必須になる。デフォルトで無効になってる端末がたくさんあるわけなのですが。
  4. TPM2.0が必須になる。これ自体は現在搭載されていないものでも問題はないようだが。

OEMメーカーやデベロッパー向けのアナウンス文書内に記述されてるものなのですが、当然、要件を満たせないマシンが出てきます。現時点ではInsider Previewに関してこのような要求要件は出ていないようですが、事実とするならば、尚の事強制アップデートをゴリ押しする事は、更なる大混乱を招く可能性があります。

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